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2018.03.11 ( Sun )

2018年度3月定例市議会本会議 その1 茨木市の行財政運営について

2018年度3月定例市議会本会議で、市政の重要問題について4点質疑しました。
その内容と結果について、感想も含めて速成議事録で報告します。

その一「茨木市の行財政運営について」

今の市政になって早2年。市政は変わったのでしょうか?
この10年で市の積立金は102億円から214億円と112億円増えました。毎年平均10億円を超えるぺースです。この2年間では16年度が17.9億円、18年度が13.4億円とこれまでを上回るペースです。市民犠牲と市民要求抑制による大型プロジェクト推進の財源づくりの結果です。
答弁では市長自らがこの方向の一層の推進を表明しました。問題の市民会館跡地事業では国の補助金を含めると150億円を超える可能性も否定しませんでした。

ぜひご覧下さい。

「茨木市の行財政運営の質疑」速成議事録

大きな一つ目として、茨木市の行財政運営についておたずねします。

【畑中議員1問目質問】

第一に、30年度すなわち新年度の予算編成方針の具体的実施についておたずねします。日本共産党は「財政の健全性への確保の取り組み、すなわち『ビルド&スクラップ政策』なるものは、大型プロジェクトを推進するための財源づくりのために、市民負担の増大、市民サービスの切り下げ、民営化と民間委託、そして市民施策の抑制など市民犠牲を推進する行財政運営」と批判してきました。30年度も一層その方向が強まろうとしています。こうした行財政運営をあらため身の丈に合った市民の願いに応えた行財政運営を求めるものであります。

そこで市長にお尋ねします。2月9日の定例庁議で市長は、平成30年度当初予算編成について「平成30年度へ向けて様々な事業の新規構築や拡充を編成することができました。本市にとっては当たり前のことのように思えるかもしれませんが、他市町村から見れば全く当たり前のことではありません。これだけ構築できたのも、事業のスクラップ等に対する、職員はじめ、議員、市民の皆さまの理解、協力、尽力の賜物です有難うございます」と発言しています。ここで云う、「様々な事業の新規構築や拡充」は大型プロジェクトの推進ではないでしょうか。また「本市にとっては当たり前のように思えるかもしれませんが、他市町村から見れば全く当たり前のことではありません」と事業のスクラップを天まで持ち上げています。その結果茨木市の積立金はこの10年間で102億円から214億円と112億円増えました。毎年平均10億円を超えるぺースです。これは「市民負担の増大、市民サービスの切り下げ、民営化と民間委託、そして市民施策の抑制など市民犠牲を推進する行財政運営の結果です。しかもこの積立金のほとんどは大型プロジェクトの財源に回されるのではありませんか。市長にお尋ねします。さらに「市民の皆さまの理解、協力、尽力の賜物です」と云いますが、それは勝手な解釈ではないでしょうか。市長の見解を求めます。


【(福岡市長)答弁 新規拡充事業の内容と基金積立について】

平成30年度当初予算における「様々な新規・拡充事業」につきましては、ハード事業だけでなく、教育や子育て、福祉施策の推進等のソフト事業につきましても、行政課題や市民ニーズ等を踏まえ適切に措置したものであります。また、基金への積立てにつきましては、事業の円滑な推進を図り、将来の財政負担に備える特定目的基金のほか、地方財政法に基づく不測の事態に備える財政調整基金への積立てによるものであり、安全安心な市民生活を確保するとともに、将来にわたる健全な財政運営に資する必要な取り組みであると認識しております。


【(福岡市長)答弁 行財政運営の見解について】

本市は、まちの持続的発展を使命としまして行財政運営に取り組んでおります。それには、いかなる時代においても市民サービスの充実(ビルド)を展開するために、既存の事業や制度の見直し、いわゆる(スクラップ)が不可欠であり、「ビルド&スクラップ」の実践は、将来にわたる財政の健全性を確保する不断の取組みであると認識しております。また、本市が現状において様々な新規・拡充事業が実施出来ますことは、これまでの先人の皆様のご努力、ご尽力による健全財政の基盤があればこそであり、それは議員をはじめ、市民の皆さまのご理解・ご協力のもと進めてこられたものと認識しており、今後もそのことを職員全体で共有し進めてまいります。


【畑中議員2問目質問】

次に「スクラップ」ですが、今年の一覧表を見ても限界は明らかです。市長は「本市にとっては当たり前のように思えるかもしれませんが、他市町村から見れば全く当たり前のことではありません」といわれていますが、北摂各市とも「不交付団体」の時代と違って、「不健全財政」は存在しません。結局、問われるのは「大型プロジェクト」の是非です。与えられた「基礎的収入」の中で、茨木市ほど大型プロジェクトに偏重している市は北摂にはありません。市長の見解をお示し下さい。


【(福岡市長)答弁 大きなプロジェクトに対して偏重しているのではないかについて見解】

「将来」のまちの活性化や住みたいと思われる魅力あるまちづくりにつながるハード事業の取組は、次なる茨木の実現のために重要な事業であり、今後も着実に推進する必要があると考えております。なお、平成30年度当初予算におきましても、先ほどご答弁しました通り、教育や子育て、福祉施策の推進等のソフト事業につきましても適切に措置しておりますことから、どちらかに偏重しているといった認識はございません。


【畑中議員3問目質問】

茨木市の行財政運営について重ねておたずねします。市長選挙より早2年が経ちました。前市長が市民から厳しい批判を浴びて退陣した理由は「市政の私物化」と「独断専行」による数々の大型プロジェクトの推進と理解しています。現市長は「市政の私物化」とか「独断専行」はありませんが、実際の行財政運営の中身ついては、全く変わりはありません。「ビルド&スクラップ」による市民犠牲、市民要求抑制による多額の積立金の積み増しと大型プロジェクトのひきつづいての無条件推進では前市政と何ら変わりはないのではないでしょうか。あらためて市長の見解を求めます。


【(福岡市長)答弁】

議員ご指摘の私の市政における行財政運営に関してですが、平成29年、平成30年度とそれぞれ前市政を受け継いでいる部分もありながらも、私自身、しっかりと「ビルド&スクラップ」を試み、将来の健全財政を確保しながら、しっかりとした施策の構築に努めてまいりました。


【畑中議員1問目質問】

第二に、平成30年度当初予算編成方針説明会に提出の資料について、副市長にお尋ねします。4ページに市民1人当たりの税等一般財源の北摂7市の比較が出ており、茨木市は最下位の7位です。また同様の同じ物差しで比較する標準財政規模(基礎的収入)の市民1人当たりの額でも北摂7市で最下位です。資料のコメントで「北摂の中でも決して多くはないねんなぁ」と記されています。この二つの最下位の理由をお示し下さい。この最低ランキングを実際の行財政運営ではどのように心がけていますか。身の丈にあった財政運営の観点からすれば、例えば市民会館跡地事業に国庫補助を入れて150億円ともなれば常軌を逸していると考えますが、見解を求めます。


【(河合副市長)答弁 税等一般財源と標準財政規模について】

税等一般財源、標準財政規模ともに、各市ごとの分析は行っておりませんので、詳細は不明でございますが、それぞれの算定ベースとなる市税収入や普通交付税に係る市民一人当たりの額が、他市より少ないとことが要因ではないかと考えております。

【(河合副市長)答弁 本市の財政運営について】

本市の財政運営、そのベースとなります予算編成におきましては、財政計画に基づき実施しております。財政計画につきましては、単年度だけでなく、今後10年間の収支を推計するものでありまして、財政運営の基本となる税等一般財源の推計をもとに、経常的な支出や将来における財政負担も見込んだうえで、「柔軟な財政構造の保持」及び「将来世代への負担抑制」の取組みにより、政策財源を確保する健全財政に資する取組みでございます。なお、市民会館跡地の経費につきまして、国庫補助を含めて150億というご発言がございましたが、この跡地利用基本構想案につきましても、A案、B案比較のために算出をした額として、B案として109.5億といった数字しかお示しをした記憶がございません。何かを足されたものではないかと存じておりますが、これとても確定したものではございません。こういう中で、将来にわたる財政健全性を確保するための取組みでございます財政計画に基づき予算編成等に努めているということでございまして、この健全財政の確保ということこそが身の丈にあった財政運営と認識しております。


【畑中議員1問目質問】

第三に、今後の財政見通しの14ページに政策事業の主要プロジェクト事業の市民会館跡地活用、JR茨木、阪急茨木市駅周辺整備などは収支見通しには未計上となっています。現状では基金と市債と一般財源で300億円は必要と考えます。2024年度以降は開けていますが、入る余地はありますか。見解を求めます。


【(企画財政部長)答弁 財政見通しにおける主要プロジェクトの見解について】

現在、中長期財政見通しにおいて主要プロジェクトとして計上しております事業は、主に継続費や債務負担行為を設定し進めております事業であり、市民会館跡地活用事業やJR・阪急両駅前の再整備事業につきましては、その規模や内容等の検討・調整を進めている段階であり、中長期財政見通しには含めておりません。今後検討を進める中で、経費等が一定見込める状況になる際には、適切に中長期の財政見通しに反映させ、計画的な財政運営に努めてまいりたいと考えております。


【畑中議員1問目質問】

第四に、公共施設等の老朽化対策についておたずねします。こんご10年間に200億円、毎年20億円、市債と一般財源で充当としていますが、おそらくインフラや学校教育施設を中心に賄いきれないと推察しています。見通しをお示し下さい。


【(企画財政部長)答弁 公共施設等の老朽化対策について】

多額の財源が必要となりますが、事業の円滑な推進には財政負担の平準化が必要であり、事業実施に係る財源を財政運営の基本となる財政計画に政策的な財源枠として一定位置付けております。そのうえで、「公共施設等マネジメント基本方針」に基づく長寿命化の取組を進めているものでございます。なお、今後の事業実施に当たりまして、改修等を行う施設の規模によりましては、多額の財政負担が生じる年度も想定されますが、公共施設等総合管理基金や市債を適切に活用するなど、将来にわたる財政の健全性を確保に取り組んでまいります。


【畑中議員2問目質問】

大きな一つ目の茨木市の行財政運営についてかさねておたずねします。「大型プロジェクトの推進ばかりではない」とのことですが、これでは大型プロジェクトに偏重している実態を認める答弁です。また北摂各市でいわゆるソフト事業の焦点になっている「中学校給食」「医療費助成」「休日小児救急」「市独自の少人数学級」などいずれも茨木市は後れを取っています。後れを認識していますか。挽回する意思はありますか。答弁を求めます。


【(企画財政部長)答弁 ソフト事業における各市と比較して後れを取っているという認識について】

本市におきましては、「教育のまち茨木」を掲げ、学力向上等を教育施策の推進に努めるとともに、保育環境の整備等の子育て支援策の充実や、障害者への合理的配慮等の福祉施策の推進など、「今」必要なサービスの充実に努めているところであり、他市についてもそれぞれの考えのもとで施策を推進されているものと考えておりますが、他市より後れを取っているとか挽回するという認識はございません。


【畑中議員2問目質問】

また基金の積み立てですが、全く必要はないとの主張ではありません。毎年平均10億円を超える積み増しは異常ではありませんか。この9年間では財調積み増しは48.4億円増、特定目的積み立ては67.7億円増と大型プロジェクト積み増しが上回っています。これも異常です。


【(企画財政部長)答弁 基金積立てに対する認識について】

財政調整基金につきましては、安全安心な市民生活を確保するため、災害や経済不況などの不測の事態に備え地方自治法に基づき積立てを行っております。また、特定目的基金につきましても、現状充実に努めております各事業において、それぞれ相当程度の事業費が見込まれますことから、年度間の財政負担の平準化を図ることを目的に積立てを行っているものです。各基金につきましては、それぞれの基金の目的とその必要性を踏まえ、補正予算等に通じて充実に努めているものであり、残高につきましては、その結果であると捉えております。


【畑中議員2問目質問】

茨木市の市民1人当たりの「基礎的収入」が低いという各市との比較の原因は「基準財政需要額」等を見れば明らかです。また「市税収入や普通交付税に係わる市民1人当たりの額が他市より少ないのが要因」とのことですが、それならば、今市民会館跡地事業の話が出ましたけれども、109億円を数字を出されて、そこから、さらに膨らむというという説明を既に出されています。仮に150億円、そこまで膨らむのは常軌を逸しているのではないかとお聞きしております。150億円という額を茨木市として、場合によってはあり得るのか、それとも茨木市は「そんなことはあり得ない。もっともっと低い方向で頑張る」という事業費抑制に対する姿勢を改めてお聞かせください。


【(河合副市長)答弁 市民会館跡地活用事業等に関して】

仮に150億とした場合、常軌を逸しているということについての考え方、意見、見解ということでございますが、先ほどもご答弁申し上げました通り、確定したものではなく、今後、基本計画、その他精査いたしまして、経費については積み上げていくというものでございます。その過程において先ほど来述べております財政計画等との位置付け、整合もしっかり図ってまいることといたしております。


【畑中議員3問目質問】

市民会館の事業費についても、副市長に答弁漏れがあったと思いますので、お尋ねします。事業費抑制に対する茨木市の考え方、基本的姿勢をお答えください。


【(河合副市長)答弁 市民会館跡地活用事業等に関して】

「事業費抑制が答えていない」ということでございますが、今後の基本計画、その他今後の進捗の中で適正に積算をいたしまして、財政計画に位置づけて進行していくと答弁を申し上げました。これはその趣旨も含んでの答弁でございます。よろしくお願いします。



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プロフィール

畑中たけし

Author:畑中たけし
茨木市中穂積在住、50歳
春日丘小、西中、茨木高、京都大法卒
趣味:映画鑑賞、読書

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