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2018.03.12 ( Mon )

2018年度3月定例市議会本会議 その2 茨木市の中学校給食の実施について

2018年度3月定例市議会本会議で、市政の重要問題について4点質疑しました。
その内容と結果について、感想も含めて速成議事録で報告します。

その2「茨木市の中学校給食の実施について」

みんなが望む「中学校全員給食」になるのか?
他市にくらべて遅れている「中学校全員給食」。それだけに、財源や運営方式が焦点となっています。

しかし今回の質疑や他党議員の質疑に対する答弁で問題点が浮かび上がってきました。  

1.教育委員会は「中学校給食は、市の財政状況等や教育全体の向上の施策推進の観点から現在の選択制の給食が望ましい」としてきました。今回「「中学校給食は全員給食が望ましい」としました。しかし経緯を聞くと「(認識は)以前と変わりはありません」と答え、方針転換は市長の方針に忖度したかのような答弁に終始しました。

2.市長や副市長は「実施を決定した状況にない」「財源確保へビルド&スクラップは不可避」と答弁し、問題点が浮き彫りとなりました。



2018年3月市議会本会議 畑中たけし「茨木市の中学校給食の実施質疑」速成議事録
【畑中議員1問目質問】
大きな二点目として、茨木市の中学校給食の実施についておたずねします。
第一に、この1月24日に、茨木市教育委員会が公表した「茨木市における中学校給食のあり方について」と題する文書についておたずねします。その経過については、「本市の中学校における給食について、教育長及び教育委員が、学識経験者、生徒、保護者、市民・市民団体等の様々な立場の方々の意見をそれぞれ聴き、今後の望ましい中学校給食のあり方について、一定の方向性を取りまとめるために「茨木市中学校給食あり方懇談会」を計5回開催しました。さらに教育委員会協議会において方向性や考え方を議論し、一定案として取りまとめ、平成30年第1回教育委員会定例会において「茨木市における中学校給食のあり方について」を決定し、平成29年度第1回茨木市総合教育会議でも話し合いました」としています。そこでおたずねしますが、この文書は市長に向けて発信した文書なのか、その対象をお示し下さい。また結論部分では「中学校給食については全員給食が望ましいと考えます」と曖昧な表現となっています。その理由と真意をお示し下さい。

【(教育総務部長)答弁 全員給食が望ましいと考えますとの表現があいまいな表現となっているのではないか、その理由について】
教育委員会としての内部の意思を決定として取りまとめたものであり、全員給食として明記しておりますので、曖昧な表現とは考えておりません。これを総合教育会議で市長にお伝えしたものでございます。

【畑中議員2問目質問】
大きな二つめの、茨木市の中学校給食の実施について重ねておたずねします。
教育委員会は過去には「デリバリー方式での選択制の完全給食が望ましい」といってきました。「望ましい」という表現は不確実性そのものです。その関係からすれば、はっきり「必要である」と云うべきではありませんか。おたずねします。

【(教育総務部長)答弁 「望ましい」という表現より「必要であるべき」とではないかについて】
先ほど答弁いたしましたように、望ましいという表現は、不確実な表現であるとは考えておりません。


【畑中議員1問目質問】
第二に、過去の教育委員会の見解との整合性についておたずねします。前市長の時代即ち2016年度3月市議会で、中学校給食について質疑したときに当時の八木教育長は「中学校給食については、9割の生徒が家庭弁当持参する現状、家庭弁当の教育的効果、市の財政状況等も勘案し、教育全体、特に学力、体力向上の施策(ジャンプアッププラン)推進の観点から、現在のデリバリー方式での選択制の完全給食が望ましいとお伝えしたものでございます」答弁しました。前段の部分はともかく、後段の「市の財政状況等も勘案し、教育全体、云々」の見解は今回の文書では、なぜ見解が変わったのか触れられていません。この部分についての教育委員会の現在の認識をお示し下さい。

【(教育総務部長)答弁 見解が変わった理由と現在の教育委員会の認識について】
教育委員会といたしましては、その望ましい中学校給食のあり方について、一定の方向性や考え方を取りまとめるため「茨木市中学校給食あり方懇談会」を開催し、様々な立場の方から他方面の視点で幅広い意見を聴いた結果、平成30年1月24日第1回茨木教育委員会定例会におきまして、さらなる食育の推進を行うために、中学校給食については、全員給食が望ましいと、一定の方向性、考え方をまとめたものでございます。

【畑中議員2問目質問】
現在の教育委員会の認識ですが1問目への答弁からすると2016年度3月市議会の八木教育長(当時)の見解と現時点での見解は相違していると云うことですか、明確な答弁を求めます。

【(教育総務部長)答弁 以前の見解と現時点の見解は相違しているか】
基本的な考え方としましては、以前と変わりはありませんけれども、「中学校給食あり方懇談会」を受け、この考え方をまとめたものでございます。

【畑中議員1問目質問】
第三に、今年度予算に計上された「あり方検討について」の目的についておたずねします。「各給食実施方式の実現の可能性や経費につい等について検討する」としていますが、予算執行は部内で検討するのか、委託か改めて確認のためお示し下さい。

【(教育総務部長)答弁 内部で検討か委託かについて】
業務委託で実施してまいります。

【畑中議員1問目質問】
過去の経費の積算は同じく八木教育長は「中学校給食における年間6~7億円の経費についてでありますが、平成24年度の意見交換会において、中学校給食実現するための各方式を比較し、中学校給食を短期間に一番低コストで実現する方法として、民間調理場を活用した中学校給食で全員給食を実現すると約4億8千万円の経費がかかる試算があり、それに保護者の一部を軽減するための市負担額約1億2千万円を合わせた金額であります」と答弁していました。現時点の運営の方向性と経費の認識を改めてお示し下さい。他にも実施にあたっての検討課題は多多あると考えます。具体的検討項目をこの機会にお示し下さい。

【(教育総務部長)答弁 現時点の運営の方向性と経費の認識、他の具体的検討項目について】
平成30年度において、今後、全員喫食の中学校給食を実施する場合において、各給食実施方式での実現可能性や経費等について、専門的な調査、分析を行いますので、現時点で運営の方向性や厳密な経費についてお答えできるものはございません。なお、他の具体的な検討項目につきましては、今後さらに協議、検討してまいります。

【畑中議員2問目質問】
検討課題については、各中学校の現場教師の関わり方や時間配分など運営経費、運営方式以外の検討課題も重要と考えられます。以外の検討課題についてこの機会にお示し下さい。

【(教育総務部長)答弁 具体的検討課題について】
議員お示しの事項もありますが、給食の実施方法により、その具体的検討課題は変わってくるものと考えておりますので、調査・分析の結果により、協議、検討してまいります。

【畑中議員1問目質問】
第四に、現時点のその財源に対する市長部局の見解についておたずねします。同じ市議会で、当時の楚和副市長は「こういう中で財源確保をどうするかという話になってくる訳でございますが、やはり一定の歳出の事業の見直し、今やっている事業の見直しを行わなければならないという考えを持っております。こういう見直しの中で、結果的に生まれてきた財源を上手く活用していくのがビルト&スクラップという考えをしている訳です。その考えに立って中学校給食、これもそういう判断をさせていただきました。教育政策全般にわたる中で優先度を、また教育委員会の意見交換を尊重しながら、教育の中での優先と、また市全体での子どもの施策、福祉の施策、また街づくり、色んなこうみながら、総合的に判断して、財政の面もありますけれども、判断して、中学校、今のデリバリー給食というやり方が適切であるとこういう判断をさせていただいたということであります」と答弁しました。現市長の公約から「実施」の方向性は固まっていますが、財源確保の方策についての現時点の認識を現副市長からお示し下さい。

【河合副市長答弁 中学校給食の財政確保に関して】
現時点で実施する方向とはお答えできないという段階でございますので、現時点での財源確保の方策についても明確なお答えができる段階ではないと考えております。

【畑中議員2問目質問】
財源確保の方策について現在の副市長も楚和副市長(2013年当時)の見解と答弁に口を閉ざしてしまいました。茨木市の財政確保の錦の御旗「ビルド&スクラップ」は適用しない。まかり間違っても、「福祉を削って中学校給食」にならない事を明確にするように求めます。答弁をもとめます。

【(河合副市長)答弁 「ビルド&スクラップ」は適用しない。「福祉を削って中学校給食」にならないことを明確にすることについて】
「ビルド&スクラップということで福祉を削って中学校給食」というようなご発言、ご指摘がございました。「ビルド&スクラップ」というように申し上げております中での、「スクラップ」ということにつきましては、これは一定、特に必要があって実施をしたとして、現時点においては役割を終えた事業、こういったものを「スクラップ」をして適正化をはかっていくということ、その他また、積み重なっている経常経費の中に無駄がないか、そういった視点で実施をしているものでございまして、何か特定のことをするために、何か特定の事業を取り上げて「スクラップ」を無理やりすると、そういったものではないという認識をいたしております。2013年の副市長答弁、口を閉ざしたということでございますが、決してそういう事ではありませんで、現在の状況、実施する方向とはご答弁できない状況において、財源の確保策についても、今後という趣旨でございますのでよろしくお願いします。

【畑中議員3問目質問】
中学校給食については、日本共産党の主張は2問目で申し上げたように「ビルド&スクラップ」は適用しない。まかり間違っても、「福祉を削って中学校給食」にならないように強く指摘いたします。



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プロフィール

畑中たけし

Author:畑中たけし
茨木市中穂積在住、50歳
春日丘小、西中、茨木高、京都大法卒
趣味:映画鑑賞、読書

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