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2018.03.13 ( Tue )

2018年度3月定例市議会本会議 その3 大阪府管理河川安威川支流の大正川、勝尾寺川等の治水対策と茨木市の内水対策について

2018年度3月定例市議会本会議で、市政の重要問題について4点質疑しました。
その内容と結果について、感想も含めて速成議事録で報告します。

その三「大阪府管理河川安威川支流の大正川、勝尾寺川等の治水対策と茨木市の内水対策について」

大阪府は安威川支流の大正川等の治水対策を真剣に考えているのでしょうか?
・安威川本川上流のダム建設には毎年数十億の予算を注ぎ込む大阪府。一方支流の治水対策は放置したままです。
・大正川は1970年万博時に穂積小から下流は100確率降雨対応の整備をしました。しかしその上流はこの間、松沢池の樋門の改良工事を行っただけで、今でも10年確率降雨にも対応出来ていません。その樋門操作も池周辺の地盤沈下が発生し、その効果は疑問です。
・昨年大阪府は上流の松沢池を含む8池を活用した貯留対策を決定しましたが、実現性はほとんどありません。
・茨木市も現状のゴルフ場内池4池の貯留活用状況を把握してないといいながら大阪府の10年確率対応の見解を支持しています。
・その他大阪府は大阪府管理河川の土砂堆積や河床洗掘の対策も遅れています。茨木市のゲリラ豪雨による低地の浸水対策は進んでいません。
 市民会館跡地などの大型プロジェクト推進とは対照的です。市民の命と財産を守る公共事業優先を強く主張しました。


2018年3月市議会本会議 畑中たけし 「茨木市の治水問題の質疑」速成議事録
【畑中議員1問目質問】
大きな三つ目として、大阪府管理河川大正川、勝尾寺川等の治水対策向上と市内各河川の堆積土砂の除去及び本市の内水対策の向上についておたずねします。
過去2013年の3月市議会で同趣旨の質疑を行いました。しかしながら大阪府の管理河川の実態は明確になりませんでした。その後2017年に[淀川水系神崎川ブロック河川整備計画]の見直しが行われ、大正川上流の治水対策向上の方策として、具体的な「ため池活用」策が明示されました。そこで昨年12月に茨木土木事務所に大阪府知事宛の文書を提出し実態と向上策について懇談しました。そこで第一に、大正川についておたずねします。「これまで大正川の上流春日丘橋と春日橋間は概ね10年確率降雨(時間雨量57.5㎜)の治水安全度を下回る区間があり、概ね時間雨量20㎜の対応となっています。問題の春日丘橋の流下能力は毎秒20立方メートルは上流の5つの池の貯留能力を計算上算入したもので実態と相違しているとの事でした。茨木市の理解と認識をお示し下さい。

【(建設部長)答弁 河川や内水の治水対策について 大正川の実態に対する市の認識について】
平成25年2月に大阪府が示した「洪水リスク表示図」により、河道の最大流下能力と上流のため池の貯留能力を加味した結果、時間雨量57.5mmの10年確率降雨量では溢水しないものと認識しております。

【畑中議員1問目質問】
また松沢池は余水吐けを1メートル切り下げて豪雨時に対応しているとのことですが、この3年間の実績日をお示し下さい。

【(建設部長)答弁 松沢池の余水吐けを1m切り下げることによる対応について】
予め大雨が予想される場合に春日土地改良区に要請しており、平成27年度が3回、平成28年度が8回、平成29年度現時点で4回の実績があります。

【畑中議員1問目質問】
また実際に操作する春日土地改良区には操作記録は保存されているのでしょうか。

【(建設部長)答弁 春日土地改良区での操作記録簿保存について】
春日土地改良区での操作記録の保存については、承知しておりません。

【畑中議員1問目質問】
またゴルフ場内等の6つの池の対応の実績はあるのでしょうか。おたずねします。

【(建設部長)答弁 ゴルフ場内等のため池の対応について】
松沢池以外のため池への対応については、把握しておりません。

【畑中議員2問目質問】
大きな3つ目の大正川上流部分の治水状況について重ねておたずねします。
現在の河道の最大流下能力と上流ため池の貯留能力を加味した結果10年確率降雨では溢水しないということですが、上流ため池の具体的名称とそれぞれの貯留能力をお示し下さい。
2013年に現在の5池の貯留能力について大阪府は「全部で有効貯水容量は26万㎥で、10確率降雨時の(機能)貯留容量は11万㎥」と計算されていますが、府と話したところでは松沢池を除いては実際には機能していないということですが、この点について市の見解をお示し下さい。

【(建設部長)答弁 大正川上流ため池の名称と貯留能力につて】
平成17年度に茨木土木事務所が検討した結果によりますと、地蔵ヶ池1,194㎥、鶴ヶ池16,947㎥、亀ヶ池15,449㎥、駒ヶ池7,641㎥、松沢池68,224㎥であり、5つの池の許容容量の合計は、約110,000㎥であります。

【(建設部長)答弁 現状の「ため池」の貯留施設としての機能について】
松沢池につきましては、貯留を目的として、大阪府において昭和63年に平常水位を1m下げる樋門が設置されております。現在、管理者である春日土地改良区と市が連携して、貯留施設としての機能保持に努めておりますが、近接する家屋に対する物理的影響を鑑み、今以上の貯留能力の上乗せは困難な状況であります。また、他の4つの池につきましては、春日土地改良区の所有および管理でありますが、ゴルフ場の修景施設となっておりますことから、貯留能力を増大させるために必要な樋門の操作など、運用面での課題があると認識しております。なお、この課題についきましては、府、市で共有しており、今後大阪府において、春日土地改良区との協議が進められると聞いております。

【畑中議員1問目質問】
第二に、ため池活用の方策の土地改良区との協議の見通しについておたずねします。大阪府は2018年度中に改良区との協定書の締結を行い、ひきつづいて具体策の協議に進むとしています。しかしゴルフ場内池の樋門の操作権は実質カンツリーが保有するなど課題は山積です。実質的な協議を促進する茨木市の見通しと見解をお示し下さい。

【(建設部長)答弁 ため池活用の方策についての土地改良区との協議の見通しについて】
大阪府の河川整備計画において、大正川水系におけるため池の治水活用が示されて、松沢池とゴルフ場内の池は土地改良区が管理されていることから、大阪府からは平成29年度中に土地改良区に説明した上で、理解が得られれば、府・市・土地改良区間でため池活用に関する覚書を締結したいと聞いておりましたが、現時点においては、土地改良区側の事情により、締結に至っておりません。本市といたしましても、引き続き、大阪府と連携して取り組んでまいります。

【畑中議員1問目質問】
第三に、市管理河川の浅川の治水対策向上についておたずねします。下流部の流下能力は17.8㎥/毎秒としていましたが、これは実質の数字か、池算入の数字かおたずねします。

【(建設部長)答弁 市管理河川である浅川の流下能力について】
17.8㎥/秒が、浅川の有する実質の流下能力であります。

【畑中議員1問目質問】
また雨水の排除先として検討中の春日丘地区から府道を通り大正川の100年確率で整備された箇所までの整備構想の具体的検討の状況をお示し下さい。

【(建設部長)答弁 雨水管渠整備構想の進捗について】
平成24年の府河川整備計画においては、ため池活用等の具体的手法が示されておりませんでしたが、平成25年の整備計画見直しにより河川管理者として具体的にため池を活用することが示されました。そのため、雨水管渠整備についても河川整備計画の進捗及び効果を検証しつつ河川整備と整合を図りながら検討を進めているところです。

【畑中議員1問目質問】
第四に、府管理河川勝尾寺川の昨年の台風21号の被害復旧の状況についておたずねします。河床の洗掘など被害が報告されています。すでに山下橋下流などは復旧工事が実施されたと聞いています。その他も含めて市の現状把握と復旧状況をお示し下さい。

【(建設部長)答弁 勝尾寺川の被災復旧状況と他河川の状況について】
昨年秋の台風21号により、豊川地区にある山下橋付近、および佐保川との合流部が被災し、現在、大阪府において護岸工事を実施されており、平成30年度には完了する見込みであると聞いております。また、府道余野茨木線の佐保川橋上流においても洗堀された河床への対策を図る工事が行われているところであります。平成30年度は、勝尾寺川において防災を目的とした河床補修工事を予定していると聞いております。

【畑中議員1問目質問】
第五に、大阪府管理河川の堆積土砂の除去についておたずねします。大阪府は昨年茨木土木事務所管内の管理河川の一級河川安威川外?河道状況委託調査を行い土砂堆積と河床洗掘状況を公表しています。それによると河積阻害率は安威川で最大27%、同じく茨木川・佐保川28%、勝尾寺川13%、箕川13%などとして、またその具体的箇所をA、B、Cとランク分けにして、5カ年計画の優先度も示しています。茨木市はその結果について把握し、大阪府に要望しているのかおたずねします。

【(建設部長)答弁 大阪府管理河川の堆積土砂の除去について】
大阪府においては、河道内の土砂堆積状況調査結果により判定した要対応箇所を示した「河川特性マップ」を公表しており、それによりますと、茨木市域内におきましては、緊急対応箇所は無く、要対応箇所として、安威川の約1.5kmおよび茨木川の約0.2㎞が位置付けられております。このうち安威川においては、平成29年度に府道大阪高槻京都線の玉島橋付近で堆積土砂の除去が実施されました。本市といたしましては、堆積土砂対策は、河川の安全性を確保するために必要と考えており、早急に適切な対策を講じるよう、府に対して引き続き強く要望しているところです。

【畑中議員1問目質問】
第六に、短時間の局地的な大雨(いわゆるゲリラ豪雨)に備えるための国交省の100mm/H安心プランについておたずねします。茨木市の場合、安威川下流は内水域で本川上流にダムが建設されても、下流の内水域への効果は見込めません。こうした内水域のゲリラ降雨に対応するということで、国交省は「時間雨量100mm安心プラン」を2013年に作って推進しています。その内容は市町村および河川管理者、下水道管理者等が特定流域を対象に時間雨量100㎜降雨に対応するプランを策定して、国交省に登録の申請を行い登録されれば、登録した地域について、流域貯留浸透事業等の交付要件が緩和され、社会資本整備総合交付金の重点配分を受けられるというものです。しかし今までに時間雨量100mm安心プランに登録された流域は21カ所で、全国的にみればほんの一部です。いわば経済特区のようにほんの一部の流域だけ、優遇して時間雨量100㎜降雨に対応するようにしようというものです。茨木市も大阪府等と協議をして、申請を検討すべきと考えます。市民の生命や財産保全最優先の公共事業推進の立場からも茨木市の見解を求めます。

【(建設部長)答弁 国土交通省の時間雨量100㎜安心プランについて】
本計画が示された当時より注視してまいりましたが、本計画には河川管理者や下水道管理者が役割分担し、市民のみなさま等による貯留タンクの設置なども含めた、総合的な計画として定める必要があります。また、河川整備計画や下水道法に基づく事業計画との整合を図ることも必要になります。将来の河川整備の見通しなどにも関係することから難しい課題はありますが、大正川の整備方針が明確に見えてきた中で、今後研究してまいりたいと考えております。

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プロフィール

畑中たけし

Author:畑中たけし
茨木市中穂積在住、50歳
春日丘小、西中、茨木高、京都大法卒
趣味:映画鑑賞、読書

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