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2018.09.11 ( Tue )

2018年度9月市議会予算質疑を行いました。 その①

この議会は6月の大阪北部地震を始め、西日本豪雨など災害問題を中心とする「災害市議会」となりました。

私、畑中たけしは「西日本豪雨災害」の教訓とする、「安威川流域」の災害問題への取り組み強化を質疑しました。

今年7月、西日本を襲った豪雨は犠牲者200名超という甚大な被害をもたらしました。岡山県の倉敷市真備町では、小田川やその支流で堤防決壊が起こり、2階まで浸水した家屋が多数発生し51名の住民の命が失われました。愛媛県の肘(ひじ)川流域では、満水になった野村ダムと鹿野川ダムから、「異常洪水時防災操作」によってゲートが開放され、激流が下流域を襲い、わずかな間に急激に水位が上昇して9名の住民の命が奪われました。

今回の質疑を通じて明らかになったこと。
その1 建設中の安威川ダムは洪水調節方式が「自然調節方式」のため、予想を上回る豪雨の場合の下流の被害発生の可能性がさらに大きいことが明らかとなりました。
大阪府や茨木市はこの危険性を流域住民に説明してきたとしていますが、そんな話は聞いたことがありません。
その2 安威川本川大洪水の場合の支流茨木川等への逆流現象(バックウォーター)について質疑したところ、現在のハザードマップに予測しているとしていますが、その具体的内容は答弁できませんでした。
その3 広島市など山際のニュータウンの土砂災害が多く発生しています。茨木市の彩都や山手台新町などか土砂災害特別警戒区域等に隣接していることが分かりました。
少なくとも砂防ダムの適切な管理や新設が必要です。また危険な箇所の開発は認めない対応も必要です。
その4 大量の流木の発生が被害を大きくしています。大阪府も茨木市もその発生危険箇所の把握すらしていません。まず把握からはじめさせる必要があります。
その5 河道内の堆積土砂除去や樹木伐採なども西日本豪雨では問題となりました。今年度は安威川流域での大きな工事予定はありません。働きかけを強める必要があります。
その6 流域の「農業用ため池の活用」など貯留施設の整備の取り組みも遅々として進んでいません。急がせる必要があります。 

いずれにしても 日本共産党市会議員団がかねてから安威川流域の豪雨災害対策は安威川本川と支流の茨木川、佐保川、勝尾寺川、大正川、箕川など流域全体の豪雨対策は耐越水堤防整備、河床修復、貯留施設整備、堆積土砂除去、斜面崩壊防止、低地内水氾濫地域の浸水解消へ雨水管整備等を求めるなど流域全体の治水対策の強化をあらためて、強く求めました。

党市会議員団の責任で速記録をまとめました。ぜひご覧下さい。ご意見もお寄せ下さい。


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(1問目質疑)畑中議員

大きな一つ目として「7月西日本豪雨災害」を教訓とする安威川流域の豪雨災害対策についておたずねします。

まず最初に西日本豪雨災害で亡くなられた方々のご冥福を心からお祈りすると共に、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。今年7月、西日本を襲った豪雨は犠牲者200名超という甚大な被害をもたらしました。岡山県の倉敷市真備町では、小田川やその支流で堤防決壊が起こり、2階まで浸水した家屋が多数発生し51名の住民の命が失われました。愛媛県の肘(ひじ)川流域では、満水になった野村ダムと鹿野川ダムから、「異常洪水時防災操作」によってゲートが開放され、激流が下流域を襲い、わずかな間に急激に水位が上昇して9名の住民の命が奪われました。

日本共産党市会議員団はかねてから安威川流域の豪雨災害対策は安威川本川と支流の茨木川、佐保川、勝尾寺川、大正川、箕川など流域全体の豪雨対策は耐越水堤防整備、河床修復、貯留施設整備、堆積土砂除去、斜面崩壊防止、低地内水氾濫地域の浸水解消へ雨水管整備等を求めるなど流域全体の治水対策の強化を求めてきました。

その立場から第1に、西日本豪雨による本川上流ダムの今回の洪水によって、ダムの貯水機能の限界と弊害は明らかになった点についておたずねします。治水の本来的なあり方は、ダムと堤防(点と線)に依存するものではなく、流域全体的で、命を守るために必要な情報を平時に共有し、リスクがあることを知った上で、緊急時に備える、流域管理(河川管理とまちづくり)を目指すことだと考えています。そのためには、今回の被害を単にダム操作や情報伝達の問題に矮小化すべきではないだろうということをまず共有することが、流域住民にとっては重要です。本質的は問題の前提は、河川整備の優先順序が適正でないこと。本来は、「河川整備計画」を住民参加で見直すべきであることと考えています。

安威川ダムの場合は、「自然調節方式」の穴あきダムですので、超過洪水によって、ダムの貯水機能が失われる可能性が充分あります。本川上流にダムを建設しても、「安威川流域洪水リスク表示図」1/100、1/200確率降雨・危険度表示)の危険度Ⅲ(想定浸水深が3.0メートル以上)のリスクが存在することについて住民の情報共有は出来ていると考えているのかおたずねします。


(1問目答弁)岸田都市整備部長

安威川ダムの洪水調節能力につきましては、100年に1回の降雨(時間雨量80mm程度)に対応できるものとして、計画されています。安威川ダムは「自然調節方式」であるため、これを超える規模の降雨が降った場合、ダムによる洪水調節能力を一時的に上回り、その結果、下流で浸水が生じる可能性はございます。

このことは府においても事業説明などさまざまな機会をとらえて、一般の方々に説明しており、今年度後半からは、想定される最大規模の降雨(目安1000年確率以上)に対するリスク検討に着手し、その中でダム建設後の評価も行い公表すると聞いております。


 (2問目質疑) 畑中議員

ダムの貯水機能の限界と弊害について重ねておたずねします。今回の西日本豪雨でもダム建設時に「ダム効用神話」が一方的に宣伝されたことから、ダムが建設されたら洪水被害は根絶するとの誤った理解が蔓延して、避難指示が出ても避難しないことが死者発生につながったとされています。安威川流域住民も同様のことになりかねません。これまでの説明を反省した上で、積極的なリスク開示を行うかおたずねします。


(2問目答弁)岸田都市整備部長

安威川ダム完成後の氾濫リスクの開示につきましては、先ほど述べました通り、これから大阪府において行われるものですが、市におきましてもその動きと連携し、周知に努めてまいります。


(3問目質疑)畑中議員

リスク開示も勿論ですけれども、さらに本質的な問題は、河川整備の優先順序が適正でないと考えるものです。まず超過洪水による氾濫リスクの高い堤防箇所の耐越水堤防化をはじめ河床修復、貯留施設整備、堆積土砂除去、斜面崩壊防止、低地内水氾濫地域の浸水解消へ雨水管整備等流域全体の治水対策の強化です。だからと言って、一斉かつ完全な河川整備は物理的、財政的には不可能です。ならば、どのような河川管理上の課題があるかを住民の視点で明らかにして、住民が主体的に、河川整備の優先順序を議論し決定に関わるべきだと考えるものですが、あらためて市の見解を求めます。


(3問目答弁)鎌谷建設部長

大阪府では河川整備計画の策定にあたりまして、計画原案をホームページに掲載するとともに府庁のほか本市を含む流域市の関係部署で縦覧し、市民説明会を開催して住民周知と意見の募集を行っております。これらによって得られた住民意見を反映し、安威川水系を含む淀川水系神崎川ブロック河川整備計画は平成30年7月に改定されております。またこれらの過程につきましては、大阪府河川整備審議会において報告されており、審議資料がホームページに公開されております。


(1問目質疑)畑中議員

第2に、本川の超過洪水による支流の茨木川、佐保川、勝尾寺川へのいわゆる「バックウォーター現象」についておたずねします。本市発行のハザードマップにおける該当地域の予測では、その点を考慮しているかおたずねします。


(1問目答弁)西川危機管理官

本市の洪水・内水ハザードマップの浸水の危険度につきましては、大阪府作成の洪水リスク表示図に基づき作成しており、同リスク図において、茨木川等の流下能力については、合流先河川の影響を反映していると聞いておりますので、バックウォーター現象によるリスクは、考慮されているものと認識しております。


(2問目質疑)畑中議員

つぎに、バックウォーター現象は考慮されているものと認識している」ということですが、「定量的」な根拠を改めてお示し下さい。


(2問目答弁)西川危機管理官

先ほどの答弁のとおり、茨木川等の流下能力につきましては、合流先河川の影響を反映していると聞いておりますが、定量的な根拠につきましては確認しておりません。


(1問目質疑)畑中議員

第3に、土砂災害についておたずねします。既往の土砂災害特別警戒区域や警戒区域のみならず、広島市や神戸市などでは山すその新規開発地域での災害が問題となっています。本市では彩都や山手台新町、宿久庄4丁目などが危惧されます。市の見解をお示し下さい。また流木による被害も多数指摘されています。67年北摂大豪雨でも、大量の流木の発生が橋梁の流失と宮鳥橋付近の破堤の原因となったとの記録がのこされています。ダムの機能にも弊害障害となります。安威川本川と支流の流木発生危険箇所の把握と適正な森林管理の取り組みの状況をお示し下さい。


(1問目答弁)岸田都市整備部長

 彩都や山手台新町、宿久庄四丁目などの新規開発地区内の宅地につきましては、宅地造成に伴う災害の防止のため、宅地造成等規制法の技術的基準に基づき造成された宅地となっております。


(1問目答弁)鎌谷建設部長

河川管理者であります大阪府からは、安威川本川と支流の流木発生危険個所については、把握はしていないということでございます。


(1問目答弁)吉田環境部長

市内の民有林のうち、スギやヒノキなどを植樹している人工林に対しては、その育成に必要な間伐や下草刈りなど、森林組合が実施する作業に対して、市独自で補助を実施して、樹木の健全化に努めております。また、多くの広葉樹林が生育する天然林におきましても、同じく森林組合が実施する、不要な雑木を伐採する作業に対して補助を行っているほか、昨今被害が増えておりますナラの立ち枯れ病を防止するため、市において被害木の伐採と防除処理を行っております。


(2問目質疑)畑中議員

彩都や山手台新町、宿久庄四丁目などの新規開発地区内の宅地につきましては、当然宅地造成等規制法の技術的基準に基づき造成された宅地になっていますが、隣接の丘陵地の土砂災害の発生のリスクについて重ねておたずねします。

また流木発生の危険箇所の把握についての茨木市の把握の有無についておたずねします。把握を前提にした茨木市の施策実施についてもおたずねします。


(2問目答弁)鎌谷建設部長

新規開発地区内の宅地につきまして、地区外の、隣接の丘陵地の土砂災害の発生のリスクについてでございます。彩都西部地区におきましては、粟生岩阪地区に土石流に関する土砂災害警戒区域が、中部地区におきましては、同じく粟生岩阪地区と宿久庄地区に土石流に関する土砂災害警戒区域がございます。山手台新町では山手台4丁目に急傾斜地に関する土砂災害警戒区域と土砂災害特別警戒区域がございます。なお宿久庄4丁目につきましては、両方ともございません。


(2問目答弁)吉田環境部長

流木発生の危険箇所の把握そのものは行っておりませんが、いずれも上流におけます適切な森林管理が重要な施策であると考えておりますので、関係者と協力して引き続き取り組んでまいりたいと考えております。


(1問目質疑)畑中議員

第4に、河道内の堆積土砂除去や樹木伐採なども西日本豪雨では問題となりました。本年度の安威川流域での河道内の堆積土砂除去や樹木伐採実施予定もお示し下さい。


(1問目答弁)鎌谷建設部長

今回の7月豪雨により名神高速道路上流付近及び、千歳橋上下流で新たに大量の土砂が堆積したため、現在緊急対策として大阪府が実施しております。河川内の樹木につきましては、計画的に順次伐採していく予定と聞いております。


(2問目質疑)畑中議員

河道内の堆積土砂除去について、本年度の茨木土木の定期実施工事をお示し下さい。


(2問目答弁)鎌谷建設部長

大阪府では5年毎に河川の調査を行い、対策すべき箇所を定めており、今年度に該当する箇所は本市にはありませんが、高槻市の桧尾川及び芥川の堆積土砂対策を実施する予定と聞いております。


(1問目質疑)畑中議員

第5に、大正川や箕川上流の農業用ため池の治水活用計画の取り組みの進展についてもおたずねします。


(1問目答弁)鎌谷建設部長

大正川につきましては、大阪府と本市もため池管理者である茨木市春日地区土地改良区とで協議された結果、一定の調整が整ったので覚書を締結するとなっております。

箕川につきましては、大阪府が、ため池等を治水活用できるかについて大阪府において調整されているところでございます。


(2問目質疑)畑中議員

「ため池管理者である茨木市春日土地改良区に、治水活用について理解を得たため覚書を締結する」とのことありますけれども、ゴルフ場内のため池活用も対象になっているのか確認のため、おたずねします。


(2問目答弁)鎌谷建設部長

ゴルフ場内のため池活用も対象になってございます。




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プロフィール

畑中たけし

Author:畑中たけし
茨木市中穂積在住、50歳
春日丘小、西中、茨木高、京都大法卒
趣味:映画鑑賞、読書

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