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2018.10.01 ( Mon )

2018年度9月定例市議会が終わりました。市民犠牲にきっぱり反対しました。③

最終日に私、畑中剛が行った反対討論3つをご紹介します。

三つ目は2017年度公共下水道会計決算です。

11年度と13年度の連続した下水道料金引き上げ、さらに15年度の消費税増税分転嫁による料金負担増につづくものであり、これら計4回にわたる下水道にかかわる市民負担増は総額10.1億円にものぼり、必要のない値上げで苦しい市民生活を一層窮地に追い込んだことが決算に反対の理由です。

認定第6号、平成29年度大阪府茨木市下水道等事業会計決算認定について、日本共産党茨木市会議員団を代表いたしまして、決算認定に反対の立場から、討論を行います。


 本決算認定に反対する理由は、29年度事業会計において、まったく必要のない下水道使用料引き上げにより市民にまた新たな負担を課したからであります。今回の下水道使用料の引き上げについては、値上げは見送るようにとの市民からの請願まで寄せられたにもかかわらず、関係条例の改悪が強行され、29年4月から実施されました。決算質疑では、市民への影響額は1.7億円と答弁されました。しかし、今回の引き上げは、それのみに注目することは適当ではなく、22年度と24年度の連続した下水道料金引き上げ、さらに26年度の消費税増税分転嫁による料金負担増につづくものであり、これら計4回にわたる下水道にかかわる市民負担増は総額10.1億円にものぼり、苦しい市民生活を一層窮地に追い込む下策といわざるをえません。


そこで茨木市には下水道料金を引き上げざるを得ない市民が納得できる合理的な理由があったのかと言われれば、それはまったく見当たらないと指摘するものであります。茨木市はこれまで下水道使用料抑制のための一般会計からの基準外繰入金を問題視し、この市負担を逃れるため、市民生活の現状を無視した連続した値上げを強行してきました。同様に29年度の料金引き上げの根拠ともしています。ところが、この間、企業債償還金の減少もあって、料金引き上げをしなくとも下水道会計の基準外繰入金は大幅に減少し、5年後の2021年度には基準外繰入金はゼロになる予測なのであります。すなわち料金引き上げをしなくても市が目的としている基準外繰り入れ解消は近々に達成できるのであり、料金引き上げのあるなしの違いは、単に達成年度が1年前倒しできるかできないかのみであり、これでは市民にはとうてい納得できるものではありません。それどころか基準外繰入解消の真の目的は、同時に行われている国保料引き下げのための法定外繰り入れ解消と同様ビルド&スクラップ路線の一環であり、究極的には近い将来の数ある大規模プロジェクトの財源確保につなげるためにスクラップの対象となっているのであり、そのために市民に負担を強いる我慢を強いる市民不在の行財政の典型であり、市民が怒るのも当然であります。


 それでは料金引き上げによる増収分は何に回されたのか。29年度の収益的収支では、減債積立金や組み入れ資本金に充当する利益処分は、9.8億円であり、増収分はまるまる利益処分に充てるという図式になっており、まさに下水道管等の長寿命化や耐震化の経費増はすべてダイレクトに料金負担増で、すなわち全て市民へのしわ寄せで対応するという下水道事業運営であることがあらわれています。これまで何度でも指摘してきましたが、法的には下水道事業は、地方財政法施行令で規定する公営企業の1つでありますが、地方公営企業法では、当然、法適用事業ではなく任意適用事業であります。こうした法の趣旨からすれば、基準外繰入金については自治体の裁量権が及ぶ範囲だということであります。市は何かにつけ、雨水は公費、汚水は私費などの国の意向、指導を強調しますが、裁量権が及ぶ範囲では地方自治体は、市民本位の立場で一番適切な選択を自主的に判断すべきであり、特に議会は市民の立場に立った判断をすべきです。国も、その意向とは裏腹に、現状では多くの自治体で下水道使用料の抑制のための基準外繰入金が行われていることを認めています。なぜなら、住民の福祉の増進の精神に鑑みて、市民生活の実態を無視した過大な負担設定は適切でないという現実が、一方ではあるからです。したがって、今こそいわゆる基準外繰入イコール悪という発想から脱却して、基準外繰入金の増額による下水道使用料の引き下げ、せめて据え置きによる市民生活の安定化こそを図るべきであり、今回の下水道料金引き上げは見送るべきだったのであります。以上、本決算認定に反対する理由を申し述べました。



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プロフィール

畑中たけし

Author:畑中たけし
茨木市中穂積在住、50歳
春日丘小、西中、茨木高、京都大法卒
趣味:映画鑑賞、読書

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