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2019.12.16 ( Mon )

茨木市が地質軟弱地盤用地を安威川タム事業周辺整備事業として取得

2019年12月市議会の補正予算に3.3億円計上しました。
ダム堤体を見下ろす高台に展望広場を建設するためのものです。しかし問題の用地は茨木市被害想定調査で土石流危険渓流、人工改変地、崩壊をおこしやすい斜面に指定され、隣接地には活断層(馬場断層)が存在しています。こうした危険地を取得する事は大問題で事業の中止を
強く求めました。(12月10日の建設常任委員会の議事録を畑中たけしの責任でまとめました)

地図の赤色斜線範囲が取得地(23,288㎡)、黄色は土石流危険渓流、紫色は崩壊をおこしやすい斜面、ピンク色は人工改変地、茶色は馬場断層。 


19121601.jpg

12月10日建設常任委員会質疑

安威川ダム周辺整整備事業の展望施設用地の取得について

1.(畑中たけし建設委員会委員)当該地に「土石流危険渓流」の存在(1987年度茨木市被害想定調査報告書)について

「形態-急傾斜の渓床に厚い堆積物があったり、山腹斜面に崩壊予備物質があり、土石流が発生しやすい渓流である。

図中の実線は流域、破線は土石流堆積域を示す。災害特性-豪雨時および地震時に発生する崩落などを引き金にして、土石流が発生する危険性が高い。渓流出口付近に集落及び構造物があると被害を受ける事がある」。こうした記述についてどう考えるか。


(答弁-岡本市北部整備対策課惨事)当該地の端部に、土石流危険渓流の頂部がかかっていることは、委員お示しの通りであり、今後、土地の形状を変更する場合には、必要に応じて対策を講じる必要があると認識しております。


2.当該地が人工改変地(髙盛り土)(1987年度茨木市被害想定調査報告書)について

(質疑-畑中たけし建設委員会委員)「形態-盛土地、埋谷地(うづたにち)、切土地及び小規模な盛土、切土の組み合わせからなる階段状地など人間の力で改変された土地である」現状の改変状況の規模は。さらにこれからの改変予定の規模は。災害特性-盛土地、埋谷地(うづたにち)、では不同沈下、亀裂がおこりやすい、とくに自然地盤との境界付近では大規模な不同沈下がおこりやすい。階段状地の盛土部では小規模な不同沈下や亀裂が発生しやすい」こうした記述についてどう考えるか。


(答弁-岡本市北部整備対策課惨事)当該地の一部が、人工的に改変された土地であることは、委員お示しの通りですが、盛土ではなく、山の頂部を切土にして平坦地にしたものであり、面積等の正確な数値を今お示しできないのですが、安全性に問題はないものと認識しております。なお、今後の改変予定につきましては、切土部分には、大きく変更を加える予定はございません。


3.崩壊をおこしやすい斜面(1987年茨木市被害想定調査報告書)について

(質疑-畑中たけし建設委員会委員)「形態-斜面の末端が河川の攻撃斜面にあたる急傾斜の斜面である。災害特性-大雨、地震および人工改変(とくに切り土)により崩壊が発生する危険性が大きい。斜面上に表層物質が厚く堆積していたり、洗掘が進み、斜面が不安定化している斜面は崩壊しやすい」こうした記述についてどう考えるか。こうした指摘について、用地取得事前に精査したのか。


(答弁-岡本市北部整備対策課惨事)当該地の端部に斜面が存在することは、委員お示しの通りですが、当該斜面の一部について大阪府が技術指針に基づく調査を実施した結果、斜面に崖錐堆積物が認められるものの、斜面内には近年土砂移動が生じた痕跡が認められないことから、比較的安定している斜面と判断される、と聞いております。本調査結果も踏まえ、大阪府とも情報共有しながら適切に対応してまいります。


4.取得予定地の隣接に馬場断層(活断層)が存在することについて

(質疑-畑中たけし建設委員会委員)専門家は「活断層の定義は第四期後半にくり返し活動し、今後も活動しうる断層を活断層と明瞭に定義されている。ただし第四期に活動した経歴のある断層が、則今後も活動する断層と短絡的に考える誤解を避けるため活断層の誤解を避けるため第四期断層と呼ぶ事もある。しかし大阪府の主張では意識的に活断層の用語を使用せず、「第四期断層」を用いている。ダム敷き及び貯水池周辺に活断層が存在するかどうかはきわめて大切で今後も活動する断層かが問われているのに、それを避けるのは重大な問題である。地質学的には「第四期地層」をくり返し変位させていることが確認できれば活断層と認定する。第四期後期に形成された段丘面等の地形を変位させていれば、活断層と認定される。野外での証拠に基づき馬場断層は活断層と認定すべきである」としている。この機会に、「活断層ではない」との大阪府と活断層であるとの専門家との論争に終止符を打つべきではないのか。


(答弁-岡本市北部整備対策課惨事)当該地には馬場断層は存在しておりませんが、委員ご指摘の当該地区付近に存在する馬場断層については、これまでの府による検討の経過も踏まえ、施設配置を計画する際には留意してまいります。


5.湛水による地すべり発生の可能性について(2017年安威川ダム貯水池周辺調査)右岸DTR02地点について

(質疑-畑中たけし建設委員会委員)「2017年度安威川ダム貯水池周辺調査」では12箇所(左岸10箇所、右岸2箇所)が地すべり調査の対象としている。ところが「国の指針」に基づく「精査」の対象としていない。とくに該当箇所直近のdtr02は『精査』すべきである。見解を求める。


(答弁-岡本市北部整備対策課惨事)当該斜面については、先ほど申し上げた「斜面」と同一の箇所であり、大阪府の調査により、比較的安定している斜面と判断される、と聞いております。国の指針における「精査」の対象とすべきである、とのご指摘ですが、府の調査結果を踏まえますと、地すべりの想定範囲と展望広場の整備予定範囲の重複はごく一部であると認識しており、今後の施設配置において考慮することで対応できるものと考えております。引き続き、大阪府とも情報共有しながら適切に対応してまいります。


(畑中たけし建設委員会委員)こうした地質的に問題のある用地を取得するのは中止すべきである。




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プロフィール

畑中たけし

Author:畑中たけし
茨木市中穂積在住、50歳
春日丘小、西中、茨木高、京都大法卒
趣味:映画鑑賞、読書

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